4歳と山で暮らした話12.はじめてのお泊まり、地形、特技
山の日記
20180802
子、なんとはじめてキッズキャンプにひとりで参加した。親元を離れてお泊りするなんてお友達のお家も祖父母のお家も経験が無くて。いきなり二泊三日の旅!
ぐじゃぐじゃに泣きながら出発した土曜日の朝から、いつ電話がかかってくるか私の方がハラハラしていた三日間。
バスから降りて私の顔見たらあの子泣いちゃうかな…と想像して涙ぐみつつバスの到着を待っていたけど、あの子全く泣かず、にこにこぴかぴかな笑顔で走ってきた。
いちばん年下だったから、ちゃっかり先生に甘えていて、みんなが歩いてるのに抱っこしてもらっていた。
はじめてお金を持たせて買ってきたお土産は自分のと私のとあっちゃんに天然石のお守り。
「おかね、ふえたよ!」
と嬉しそうに教えてくれたけど、それはお釣りのことかな…😂
山の日記
20180803
どうやら私は地形を感じることが好きみたいだ。
山の隆起や空との距離、そういうことを感じるのが好きで、清々しい気持ちになる。
【自分が何が好きなのかをこの時期にたくさん知って、「好き」をストックした気がする。それは3年経った今でも私の血となり肉となり、じわじわ心の栄養になっている。】
今朝行ったのは初めての場所だったけれど、山の家はあの辺かな、ということがわかるところ。普段は家の中にこもってるので、こんな場所に住んでるんだなと俯瞰できる場所って大切だなとなんとなく思う。
足元では地際に張った蜘蛛の巣に朝露がついていたりして
遠く、近くにとフォーカスをあわせるのに忙しい。
東京にいた時、産後走るようになってから走ると地形がよくわかることに気づいた。
歩いてる時よりスピードが速いからか地形が掴みやすい。
駒沢通りを恵比寿の方向へ走ると中目黒で一度下がる。それは川があるから。目黒川を越えると槍が先の交差点に向けて上がって行く。代官山の並木橋まで行けばまた下がり渋谷は文字通り谷。すり鉢みたいに谷状の街。
昔から高いところに登って見渡すのが好きで、あの辺に家があってあっちが学校で、友達の家はあの辺か…みたいなことを考えるのが好きだった。幼馴染が住んでた大きなマンションとか、東京タワーとか都庁とか。よく登った。
運転してて楽しいのも、地形をダイレクトに感じることができるからだと思う。
運転免許取って今日で一年経った。
🔰これも今日外せるんだけど、幼馴染の助言に従ってしばらくつけておこ…(着けてても問題ないそう)。
好きな場所を見つけること
履歴書に書く「特技」欄、なにを書きますか?
わたしいつも、この欄に書けることってなんもないよなあと思っていて。
グーグル先生に聞くと「特技とは: (その人が自信をもつ)特別の技能。」ということなので、わたしが自信を持てる技能とはなんぞや、と考えて出た特技。
それは「いい場所を見つけること」です。
これは完全に、自分にとってのいい場所。誰かにとってはどうってことないかもしれない。
それでも、自分が好きな人たちにお披露目したらほぼ確実に喜んでもらえる!
という確信がある。
なので特技って言ってもいいんじゃないかな、と思ったのでした。
この眺めが好き!この道は春はミモザ、夏は沙羅が…ここから見る冬の山ってすごくいいんだ。とかそういうの。
つまり自分だけのひそかな楽しみの、なにか。自分の気持ちが弱ってる時に立て直せるポイントでもあるのかもなと思う。
たぶんわたしは快感に敏感だ。自分が快と思うことを追求することに(無自覚な場合もあるけれど)貪欲なので、洗濯機の中で脱水を終えて干されるのを待っている洗濯物よりも自分が気持ちよくなれる朝の山をとったりする。(それはただの面倒くさがりなのでは?という言葉はどうぞ飲み込んでください)
ちなみに私の母はきっと、洗い終わった洗濯物が洗濯機の中にあることが耐えきれないので、まず干すしか考えられないだろうなと思う。それが快なんだろうね(ほとんどみんなそう?おお…へへへ…)